久本雅美は「“池田大作先生の枕になりたい”と」 石原さとみは「創価高校について話していた」 3回忌を迎えた「池田名誉会長」と芸能人

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 創価学会の池田大作・名誉会長が95歳で没したのは2023年の11月15日。今年で3回忌を迎える。

 今年は、創価学会、そしてそれを支持母体とする公明党には大きな変化があった。自民党総裁に高市早苗氏が選ばれたことを機に、公明党は10月、26年間も続いてきた連立から離脱。野党として国会に臨んでいるのだ。これにより、国政での影響力は低下が必至。また、これまで行ってきた自民党との「選挙協力」も行われなくなる見通しで、小選挙区での当選は難しくなる。さらには、「日本維新の会」が代わって連立与党に加わったことで、彼らが主張する衆議院の定数削減の議論が本格化。比例区の定数が削減されれば、同区で強みを発揮する公明党にとっては大きな打撃となる。

 すなわち、創価学会、公明党は大きな危機を迎えているわけだ。

 戦後、創価学会が公称827万世帯(国内)を誇るほどまでに組織を発展させてきた背景に、池田名誉会長のカリスマ性や人心掌握力、アジテーターとしての能力があるのは間違いない。が、それ以外にも忘れてはならないのは、入信した著名芸能人たちの布教、そして集票活動に与えた影響だ。彼らは学会内組織「芸術部」に所属し、ある者は信仰を世間に明らかにした上で信者獲得や公明党の選挙応援に邁進した。あるいは、信仰を外部に公言することはないものの、組織内でその“ご利益”を宣伝し、教団や池田氏、公明党の求心力を高めることに大きな役割を果たしてきた。

 こうした信者芸能人たちは、上述した危機にどのような姿勢で臨むのだろうか。その言動が巨大組織の行く末に影響を与えることは間違いない。「週刊新潮」では、一昨年、池田名誉会長の死去に際し、元芸術部でお笑いタレント、そして西東京市市議会議員も務める長井秀和氏に取材。池田氏と芸能人との関係について詳らかにしている。以下、それを再録し、改めて教団内において芸能人が果たしてきた役割と、その影響力について振り返ってみよう。

【前後編の前編】

(「週刊新潮」2023年12月7日号記事を一部編集の上、再録しました。文中の年齢、役職等は2023年当時のものです)

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「私の原点です」

〈大学時代に創立者から頂いた 笑いは庶民の知恵 笑いは庶民の武器 という言葉が私の原点です〉

 池田氏の死去後、自身のSNSでそう発信したのはお笑い芸人・ナイツの塙宣之(45)。投稿日は11月18日で、創価学会が公式に池田名誉会長の死を発表したのと同じ日だった。池田氏を創立者としていただく創価大OBの塙らしい追悼メッセージである。

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