がんにかかっても手術1年待ちの時代が… 消化器外科医の窮状を解決すべく“名医”が乗り出した!

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若手医師が減少

 将来、がんにかかっても手術まで1年以上待たされる時代が来るかもしれない。あるいは、自分が住んでいる地域に手術ができる病院がなかったりする可能性もあるのだ。

 厚生労働省の「がん診療提供体制のあり方に関する検討会」の取りまとめ(8月公表)によると、がんの手術を担う消化器外科医が、2040年には約5200人足りなくなるという。現役医師の高齢化が進み、40歳未満の若手医師が大きく減っているのだ。

 医師全体の数は増えているのに、消化器外科医が減っているのは、異常ともいえる激務を強いられているからだ。...

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