いま小泉防衛相があえて「原潜」保有の可能性に言及した理由…動力が“ディーゼル”と“原子力”で異なる決定的な要素とは

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 日本に原子力潜水艦は必要か──。小泉進次郎・防衛相は11月6日、TBSの番組に出演し、潜水艦の動力に関して「今までのようにディーゼルか、それとも原子力かを議論していかなければいけないくらい、日本を取り巻く環境は厳しくなっている」と述べた。(註)そもそも小泉防衛相は10月22日にも「あらゆる選択肢を排除しない」と発言している。(全2回の第1回)

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 発端は自民党と日本維新の会が結んだ政策合意書だった。合意書には《長射程のミサイルを搭載し長距離・長期間の移動や潜航を可能とする次世代の動力を活用したVLS搭載潜水艦の保有に係る政策を推進する》と書かれていたのだ。...

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