「自然消滅待ったなし」と思いきや…あっという間に同棲→結婚 意中の女性と結ばれた“31歳男性”の「巻き込み型アプローチ術」
人生いろいろ、家族もいろいろ、幸福の形もいろいろ。近年、「結婚がゴールではない」という声も大きくなりつつあるとはいえ、ゴールインした二人には幸せになってほしいと思うのが人情というものだろう。
そして、そのゴールに到達するまでには、十人十色のドラマがあるのは言うまでもない。目下、幸せに包まれているカップルにエールを送りつつ、出会いから現在までを根掘り葉掘り聞いてみる「令和の結婚事情レポート」。
今回登場していただくのは、6月11日に入籍、8月24日にSNSで公表した、読売日本交響楽団のバイオリニストの岸本萌乃加(ほのか)さん(31)と、トロンボニストの葛西修平さん(31)だ。
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【写真を見る】葛西修平さんが「巻き込み型アプローチ術」で結ばれたお相手とは?
“サウナ友達”からスタート
2020年、萌乃加さんが読響に。彼いわく「オーディションでめちゃくちゃうまい人がいる、とうわさになってました」。
入団時はコロナ禍のただ中。彼女は団員のマスク越しの顔と名前が一致せず苦労したが、同世代の団員を通じ修平さんとも親しくなった。
時は過ぎ、22年版の読響パンフレットにサウナハットをかぶる修平さんの写真が。彼女は「サウナ、好きなの?」と問いかけて意気投合し、4月に東京・後楽園の「スパ ラクーア」へ。その後も各地のサウナを訪れるが、彼女の中では「あくまでもサウナ友達」――。
彼の「彼女のことをより知りたい」という気持ちは高まった。が、「同じオケだし、うまくいかなかったら後が大変」とも。それでも「彼女は僕を信頼してくれてる」と思っていた。
23年8月から1年間のドイツ留学が決まっていた修平さん。4月末に「付き合ってる人いるの?」と彼女に尋ねる。そう聞かれて彼の気持ちに気が付いた彼女は交際打診に返事を保留。「友達から恋愛関係に発展したことがなく、うまくやっていけるか心配だった」。
彼女が気持ちを固めて5月30日の練習後に会う約束をした。が、当日、現れたのは風邪で具合の悪そうな彼。病院に向かわせた後で「お願いします」と交際を受け入れた。
「価値観が合わない」
彼の渡独後はLINE通話の日々。年末、コンサートを終えた彼女はドイツへ。クリスマスを二人で過ごすも、彼は再び風邪っ引きの日々だ。ついには二人ともひどい風邪になった。
彼女は「価値観が合わないのかな」と感じ、帰国後、日本での忙しさに「自分に100%を注ぎたい」と徐々に連絡を減らす。24年9月に彼が帰国した際も仕事があり迎えに行かなかった。普通なら自然消滅パターンだが、ここで修平さんのポジティブさが発揮される。
友人の協力もあって彼が9月末にようやく彼女と会えた時、「僕と一緒にいるの嫌?」と尋ねた。彼女は「嫌じゃない」と濁したが、「拒絶でないなら、また一緒にいる時間を作ってくれる」と彼は前向きに捉えた。
「とりあえず1回考えさせて」と彼女。3日後に再び会った時に彼いわく「考えてくれた?」。彼女は「ちょっと待って」と制したが、その夜、彼は「一緒に住むって考えられる?」。どこまでも先に進んでいる……。
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