「自然消滅待ったなし」と思いきや…あっという間に同棲→結婚 意中の女性と結ばれた“31歳男性”の「巻き込み型アプローチ術」

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「涙も出なかった」プロポーズ

 同じ晩、バイオリンの師匠宅を訪れる予定があった彼女に急きょ、彼も同行。師匠夫人も交えて4人で飲んだ。様相は師匠夫妻による面談に。師匠夫人が「どんどん彼に巻き込まれたらいいよ」と二人を後押しし、ポジティブな彼はその日から家探しに着手。かくて今年1月に同居を始める。

 3月15日、長野県・野尻湖畔の「ザ サウナ」へ。そこで彼がプリザーブドフラワーと手紙を渡してきた。プレゼントに喜んだ彼女も「手紙は恥ずかしいから、お家に帰って読むね」。なのに彼は「今、読んでほしい」と食い下がる。

 末尾に「結婚してください」。プロポーズの手紙だった。「超びっくりで、涙も出ませんでした」と彼女。その場では返事せず、3月28日、こう言ってOKした。

「いつ結婚する?」

 修平さんのポジティブさが“勝った”瞬間だった。

 国内外のサウナを巡り、発祥の地フィンランドも訪れるのが夢。音楽道の厳しさを知るだけに、「子どもに音楽はやらせたくない」と二人は一致。フィギュアスケートをさせたいという。

 スケート場で子どもを応援し、サウナでリフレッシュ。家族の温かな未来像だ。

週刊新潮 2025年11月13日号掲載

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