新曲「昭和のおとこ」が好発進の鳥羽一郎、ともに音楽界で奮闘する長男・次男への想いを明かす 台湾での“女子人気”がアップ中という驚きの事実も

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サブスクで全181作が解禁に! “レア曲”にまつわるエピソードを語る

‘25年9月10日、これまで鳥羽一郎がリリースした全シングル146作、アルバム35作がサブスク解禁となった。今回のSpotifyランキングはそれ以前から配信されていた楽曲を対象としているが、この9月にかなりレアな曲まで広がったので、そのなかから何曲かピックアップし、本人に語ってもらった。

「名球一代」

‘85年2月21日リリースのシングルで、作詞は星野哲郎、作曲は船村徹という「兄弟船」コンビだ。

「これは名球会の歌ですね。実は、野球にあまり詳しくないんだけれど(苦笑)、どうやら当時、長嶋茂雄さんが船村徹先生に俺を推薦してくださって、歌うことになったみたいなんです。テレビで歌ったことは一度もありませんね。今歌えと言われても厳しいでしょうね、申し訳ない」

「俺はやる」

‘85年4月21日、“鳥羽一郎・ムーディー松島”のデュエット名義でリリースされたシングルで、作曲は船村徹、作詞はなんと栃木県警察本部が手がけた、勇ましい楽曲。

「船村先生が栃木県出身なので、地元の県警からオファーがあったんですよ。でも、その時、喉を壊していたので、同じく内弟子だったムーディー松島さんと2人で歌うことになったんです」

アルバム『時代の歌』シリーズ

‘03年から5作にわたってリリースされたカバー・アルバム。同シリーズではダンサブルな曲調の「ダンシング・オールナイト」や、アコースティック・ギターで歌った「ルビーの指環」などアレンジが凝っていて、演歌歌手・鳥羽一郎の意外な一面が垣間見える。

「これは宇崎竜童さんがプロデュースしてくれて、ポップス系の選曲はすべて宇崎さんがしてくれました。宇崎さんと話をした時に、“昔はいい歌がいっぱいあったから、一緒にやってみませんか”と。アレンジは、オリジナルに忠実にカバーするのもいいんだけど、ちょっと変化球をかけてみました」

 カバー曲では、「星の流れに」や「みだれ髪」など女性歌手が歌ういわゆる女歌にも果敢に挑戦しているのが異色で面白い。サブスクで気軽に聴けるので、こちらもオススメしたい。

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