「選手には超シビア」でも「お気に入り女性記者とはマンツーマンで…」 西武「西口監督」一年目の“評判” 「監督に従わないと使われなくなる」
日本シリーズをソフトバンクが制し、今季のNPBは全日程を終えた。来季へ向け、各チームではさまざまな動きが活発化している。その中で、2026年シーズンも厳しい見通しが予想されるのが埼玉西武ライオンズだ。今シーズンは5位に沈み、これで3年連続のBクラス。しかも、エース・今井達也と、先発ローテの一角・高橋光成が今オフのメジャー挑戦を希望している。移籍が実現すれば、戦力の大幅ダウンは必至だ。それに加えて、今年就任した西口文也監督についても、その振る舞いに疑問の声が上がっている。
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ドラフト会議では成功
10月23日に都内で行われたドラフト会議で、西武は1位指名を事前に公表していた強打の捕手・小島大河(明大)の一本釣りに成功。2位以下も即戦力左腕の岩城颯空(中大)、俊足巧打に定評がある外野手の秋山俊(中京大)、160キロ台の直球が魅力の堀越啓太(東北福祉大)と能力の高い選手たちを指名した。ただ、チーム再建の道は前途多難だ。エースの今井達也、先発陣の屋台骨を支えてきた高橋光成が今オフ、ポスティングシステムでメジャー挑戦を希望。戦力ダウンが危惧される。
西口監督就任1年目の今季は借金14で5位。6月終了時点では貯金5と奮闘していたが、7月に5勝16敗1分と大きく負け越すとその後は借金を積み重ねた。昨年は球団史上ワーストの91敗を喫するなどチームが再建期に入っていることを考えると、3年連続Bクラスは致し方ない部分もある。だが、西口監督と選手の間に隙間風が吹く出来事が起きていた。西武OBが明かす。
即刻ファームへ
「将来が楽しみな若手に、西口監督が“この打ち方をやってみろ”と指導したんですけど思うようにいかなかった。その選手が“打ち方を戻したいです”と言ったら、即刻ファーム降格に。選手の態度が原因だったかは不明ですが、この一件が選手間で広まり、“監督の言うことに従わないと起用されなくなる”とベンチの顔色をうかがうようになってしまった。7月から一気に負けが込んだのはこの一件と無関係でないと思います」
現場のトップである監督の指示に従うのは当然のことだが、西口監督は投手出身だ。一般的に野手への技術的な助言は打撃コーチに任せるケースが多い。在京球団のヘッドコーチはこう語る。
「投手目線で打者に気づいた点をアドバイスするのは決して間違ったことではないと思います。問題は選手がそのやり方でうまくいかなかった時ですよね。“修正したい”という選手の訴えに耳を傾けないと委縮してしまいます」
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