三谷幸喜の“昭和”ドラマが大爆死のワケ 好評だったレトロ「ふてほど」と何が違うのか

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「もしがく」

 秋の目玉として今月1日に始まったフジテレビ系連続ドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(水曜午後10時)が大爆死の気配だ。脚本は同局系「王様のレストラン」「古畑任三郎」やNHK大河「真田丸」「鎌倉殿の13人」などで知られる三谷幸喜。25年ぶりに民放ゴールデン帯に携わるということで話題が先行したが、視聴率の悪化に歯止めがかからない。

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 作品の印象について放送ライターがこう明かす。

「『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(以下、『もしがく』)は好景気に沸く1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇で、実際に小劇場で働いていた三谷の半自伝的ストーリーです。...

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