菊地亜美、知られざるバイト下積み時代 「ハムの糸巻き」やティッシュ配り…執念で勝ち取った「アイドリング!!!」

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芸能界に強い憧れ

 北海道出身のタレント、菊地亜美(35)。現在は二児の母として奮闘するが、幼少期の頃は「目立ちたがり屋」で芸能界に強い憧れを持っていたという。どのような経緯を経て、東京に出てきて、芸能界入りを果たしたのか。菊地の“原点”を聞いた。(全4回の第3回)

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 幼少期から、目立つのが大好きでした。幼稚園や小学校の学芸会があれば、必ず主役をやりたい。ピアノを習っている子はたくさんいて、私は一番上手じゃなくても「卒業式の伴奏をやりたいです」と手を挙げたりしていました。とにかく前に出たがっていたんです。

 ただ、非常に緊張しやすく、人前に出ると上がってしまう性格でもありました。この「目立ちたいけれど、前に出ると恥ずかしい」という性質は、実はうちの長女とそっくりなんです。

 小学校高学年の頃には、かなり大人びた子どもになっていました。同級生の男子を「子どもだよね」と話すようなタイプ。周りが外で遊ぶのが好きなのに、私は雑誌が好きで、「東京に行きたいな」と思っていたんです。

 生まれ育った北海道北見市は、雑誌が発売日から3日くらい遅れて届くような、すごい田舎でした。それでも、幼い頃からファッション雑誌がとにかく好きで、『ピチレモン』や『ニコラ』を読んでいて、そこに載りたくて仕方がありませんでした。

 なので、雑誌の読者コーナーにはとにかく投稿しまくっていました。プリクラのコーナーとかにも送っていて、常連さんだったので、結構な頻度で雑誌に載せてもらっていました。

 田舎だったので、雑誌に載っている洋服は近くで売ってないし、簡単には買えませんでした。だから、小学校4年生くらいからは、誕生日やクリスマスプレゼントは、とりあえず雑誌に載っているものを丸で囲って「これ」と指定して、もらっていました。

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