ルーブル美術館で155億円相当が消えた大盗難事件 「テロかと思った」現場に居合わせた日本人が語る緊迫の90分
10月19日にルーブル美術館で起きた盗難事件は、フランス国内のみならず、世界中で大きな話題を呼んでいる。犯人グループはわずか7分で犯行に及んだのち、あらかじめ用意していたスクーターで現場から逃走し、その後の足取りはわかっていない。現地ジャーナリストのヴェイサードゆうこ氏が、事件当日に現場に居合わせた日本人の証言をもとにレポートする。
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事件が起きたのは、フランスの学校が秋休みに入った日曜日、パリ市内も休暇や観光などで人出の多い日でした。...

