「門の前でキスしてから塾に」 高市早苗氏の“型破り”過ぎる松下政経塾時代 「バイクにツナギ姿で1次面接に現れ、しかも遅刻していた」

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「推薦状に先生のサインが欲しい」

 高市氏が浅川氏を後ろ盾として国政に打って出る経緯については後編【「目的を遂げるためには、世話になった人の恩を顧みない」 高市早苗氏が公明党を激怒させたウラ事情 「裏では公明党や学会のことをボロクソに」】に詳しいが、その際、裏切られることになる奥野元法相は実は、彼女の政経塾時代のアメリカ派遣を巡っても一肌脱いでいる。

「最初に訪ねてきてからしばらくした頃だったと思います。また面会を求めてきて『アメリカ連邦議会下院民主党の有力女性議員、パトリシア・シュローダー氏のスタッフとして働くチャンスを得た。採用に際しては日本の国会議員の推薦が必要なので、推薦状に先生のサインが欲しい』と頼まれましてね」

 と、先の石崎氏は語る。

「しかし奥野先生はシュローダー氏という政治家はまったくなじみがない。外国の知らない政治家に対し、むやみに推薦状を書くのは無責任だと感じたのではないでしょうか、面倒見のいい奥野先生もさすがにためらったようです。でも高市氏から『お願いします』とせっつかれ、とうとう根負けしてしまった」(同)

 後編【「目的を遂げるためには、世話になった人の恩を顧みない」 高市早苗氏が公明党を激怒させたウラ事情 「裏では公明党や学会のことをボロクソに」】では、マキャベリストともいえる高市氏の気質や公明党とのあつれきなどについて詳しく報じる。

週刊新潮 2025年10月23日号掲載

特集「人物研究 不義の人『高市早苗』が都合よく利用した男たち」より

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