フェンシング金メダリストが「一目ぼれ」した“東欧美女” 「五輪が終わるまで待って」からのプロポーズの答えは

スポーツ

  • ブックマーク

 人生いろいろ、家族もいろいろ、幸福の形もいろいろ。近年、「結婚がゴールではない」という声も大きくなりつつあるとはいえ、ゴールインした二人には幸せになってほしいと思うのが人情というものだろう。

 そして、そのゴールに到達するまでには、十人十色のドラマがあるのは言うまでもない。目下、幸せに包まれているカップルにエールを送りつつ、出会いから現在までを根掘り葉掘り聞いてみる「令和の結婚事情レポート」。

 今回登場していただくのは、8月27日に入籍した、パリ五輪でフェンシング男子フルーレ団体金メダルを獲得した松山恭助さん(28)と、ポーランドの女子フルーレ代表で「オラ」の愛称で親しまれるアレクサンドラ・イェグリンスカさん(25)だ。

 ***

“オラちゃん”に一目ぼれ

 2022年11月、W杯ドイツ大会個人戦で優勝した恭助さん。オラさんは表彰台に上がる彼の写真を見たことがあった。実際の出会いは24年1月、フランス大会の事前合宿時だ。日本など数カ国のチームがパリにいた。

「僕がオラちゃんを見かけて一目ぼれしたんです」

 と恭助さん。FIE(国際フェンシング連盟)のサイトで彼女を探し、ポーランド代表選手と知ってSNSをフォロー。写真の彼だと気付いた彼女もフォローバックした。以後、会場ですれ違う際など「ハ~イ」と声をかけ合うように。

「写真の彼はイケメンだったけど、実物はとってもカッコよくて、私のほうが恥ずかしくなっちゃった」

 2月、エジプト大会団体戦で決勝に進んだ恭助さん。準決勝後の空き時間中、会場内にいたオラさんを発見。彼女が知っている日本語を話すなどして盛り上がった。日を経るごとに互いに引かれ合っていった。

 3月末、二人は米ワシントンGPへ。ベスト8に進んだ彼に、彼女はヘーゼルナッツフレーバーのウオッカの小ボトルとキャンディーをプレゼント。彼に渡そうと母国から携えてきていたのだ。

次ページ:「どう思ってるの?」と聞かれて……

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。