阪神が「日本シリーズ」目前に“最大の正念場”…「ドラフト会議」が左右する“常勝タイガース”に必要な人材とは

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「打てる捕手」

「阪神が『打てる捕手』を探しているとの情報もあります。坂本誠志郎(31)がいますが、来年はプロ11年目。坂本が元気なうちに後継者を、それも打撃面でも期待できる捕手を上位指名するようです」(ライバル球団スタッフ)

 中央大学の綱川真之佑(22)は強肩で捕球技術も高い。しかし、いわゆる「守備職人」であり、打撃力を求めるとしたら、二塁を守るなど身体能力も高い明治大学の小島大河(21)がいる。高校生を獲って育てるのであれば、関東学園大学付属高校の篠塚大地(18)がいる。篠塚は身長180センチ強と体も大きく、強肩だ。しかも、4番としてチームを牽引してきた。

「明大の小島はリーグ戦通算打率では昨年の目玉だった宗山塁(22=楽天)を上回っています。ただ、右足を高く上げる打撃フォームなので、打撃面に関する評価はスカウトによって分かれています」(前出・アマチュア野球担当記者)

 打てる捕手の指名に成功すれば、佐藤と坂本の後継者を同時に得たことになる。立石を諦めて捕手を一本釣りしてくるかもしれないが、心配なのは指名の順番だ。今年の指名はセ・リーグが先になるので、阪神の2位指名は全体の23番目となる。1位指名の抽選クジに外れ、2位指名に臨むことになればお目当ての選手はもう残っていないだろう。常勝チームになれるかどうかは、今秋のドラフト会議に掛かっている。

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