なぜ今年も「有吉弘行」が紅白の司会なのか? まさかの「3年連続」に疑問の声が噴出する理由
ジャニーズ天国だった「紅白」
「今年は一択だと思っていました。『べらぼう』で主役を務める横浜流星です。大ヒットを続ける映画『国宝』では、主演の吉沢亮と共にメインキャストを務めています。もちろん彼は俳優ですから司会の技術はないかもしれませんが、隣に鈴木アナがいるなら大丈夫でしょう。ダメだとしても、1986年に白組キャプテンを務めた加山雄三のように、少年隊の『仮面舞踏会』を『仮面ライダー!』と言い間違えたって話題になる。吉沢が司会なら視聴率40%復帰もあり得たと思います」
さすがに加山の「仮面ライダー」は洒落にならないだろうけど……。ともあれ、低視聴率を有吉だけのせいにするのも可哀想だ。彼が司会を担当する以前の「紅白」は、ジャニーズ事務所(現・STARTO ENTERTAINMENT)のタレントが何組も出演していた。
80年に田原俊彦が初出場して以降、毎年、複数のジャニーズのタレントが「紅白」に出場するようになる。06年からは4年連続で中居正広が、10年からは5年連続で嵐の5人が司会を務めるなど、大泉に代わるまで14年連続で“ジャニタレ”が司会務めた。15年に7組ものジャニタレが出場したのがピークで、後半の視聴率が40%超も当たり前だった。
ところが、23年にジャニー喜多川氏による性加害問題が勃発する。
有吉の役割
「この年、NHKはジャニーズのタレントを『紅白』に出場させないと発表しました。まさに有吉が初めて司会をした年で、昨年もジャニーズからの出場はありませんでした。たしかに『紅白』のスタッフからすると、ジャニーズのタレントには喉から手が出るほど出演してほしいでしょう。しかし、聞くところでは、Snow ManやSixTONESから色よい返事がもらえていないそうです」
司会の綾瀬とSixTONESのジェシーに交際報道があったため、共演は難しいとの声も。
「そこで有吉の出番です」
どういうことだろう。
「NHKとしては、来年5月のコンサートをもって活動を終了する嵐に『紅白』の最後を飾ってほしいと願っているでしょう。嵐が出れば視聴率40%も夢ではありません。有吉は『櫻井・有吉 THE夜会』(TBS)で10年以上にわたって嵐の櫻井翔と番組を続けていて仲がいい。櫻井を口説いて嵐を出場させるために有吉を司会に起用したというのであれば納得もできます」





