待望の「主演・沢口靖子」でフジテレビに勝算アリ? 「科捜研の女」から「月9ヒロイン」に転じるも“物足りない視聴率”
天然ぶりを連発
「参加した報道陣には《記者の皆様へのお願い》というペーパーが配られました。そこには《「科捜研」というワードやそれに関する質問はお控えいただきますようにお願い致します》。そして、《(沢口の)現在の年齢が60歳となりますが、「還暦」や「60歳」などの年齢についての言及や記事内での表現をお控えいただければと思います》というお達しが。ここまで細かい“注文”は経験したことがありません」(取材した記者)
さらに、沢口の発言にも細かすぎるチェックが入ったという。
「共演者を愛称で呼んでいることを明かし、仲の良さをしきりにアピールしていました。ただ、沢口さんに悪意は感じられなかったのですが、共演者の役名や、演じている役職を言い間違えるなど細かいミスを連発していました」(同)
ドラマで共演している黒島結菜(28)は、俳優の宮沢氷魚(28)と事実婚し、昨年7月に第1子の妊娠をインスタグラムで発表している。
「黒島さんは家族や子どもの話を公の場ではしたがらないのですが、沢口さんは取材会で黒島さんの子どもについて触れてしまう一幕も。宣伝担当者は慌てていましたが、沢口さんは終始落ち着いた話しぶりで、質問した記者の目をしっかり見て、丁寧に答えていました。細かいミスやうっかり発言は、天然ぶりが出てしまったのでは」(同)
もともと沢口は、1984年に「第1回東宝シンデレラ」で3万1653人の中からグランプリに選ばれ、芸能界入りを果たした。同年に公開された武田鉄矢(76)主演で人気シリーズとなった映画「刑事物語3 潮騒の詩」でデビュー。同作の挿入歌「潮騒の詩」も歌い、歌手デビューも果たした。その後、歌手としてもシングル4枚、アルバム2枚を発売している。
お笑い好き
1985年度上半期に放送されたNHK連続テレビ小説「澪つくし」でヒロイン役を演じ、人気と知名度を全国的に定着させると、「科捜研の女」シリーズが代表作になった。
「正統派の美人ですが、大阪出身ということもあってお笑いが好きで性格は天然。長年出演していた金鳥の『タンスにゴンゴンゴン』のCMでは、まさかのコスプレまで披露し、好感度がアップしました。88年に共演した阿部寛(61)との熱愛が報じられましたが、スキャンダルはそれぐらい。そもそも、プライベートはずっとベールに包まれてきました。彼女の素顔を知るのは、『科捜研』で共演し、同じ関西出身とあって意気投合し、沢口さんのことを『やっちゃん』と呼べる内藤剛志さん(70)ぐらいでは。私生活を明かさず、作品がすべてというのは大女優の証です」(ベテラン芸能記者)
同じ警察ドラマとはいえ、「科捜研」とはモデルチェンジを図る沢口。第3話では、奈美が早朝からランニングに励むシーンが放送されたが、果たして今後の展開はどうなるか?
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