「服を着ていない10歳くらいの少女の背後に男性が」 フランスメディアが報じた「JFA技術委員長」公判の生々しい中身 「ショートカットの女の子が身体を…」
情報は共有していたはず
出世の理由はそれだけではない。
「彼は筑波大出身で、大学時代は、中山雅史さんや井原正巳さんらと同期です。サッカー界で筑波と言えば一大勢力であり、今のボスは前会長の田嶋幸三さん。今の地位に上り詰めるには、こうした“派閥”の力も働いたでしょう。しかし、その功績はすべてチャラになってしまった」
この関係者によれば、影山氏にその手の“趣味”があったとの噂は一切なく、まさに逮捕は「青天の霹靂」だったという。そもそも、
「世界各地を転戦する日本代表については、現地でトラブルに遭うと一大事ですので、各国で注意すべき事項はスタッフみなで共有し、注意喚起しています。フランスが児童の性的画像に非常に厳しい国というのは常識で、長く代表に携わっていた影山さんが知らないはずがない。なぜ、その彼がわざわざフランス行きの機内であんな行為に出てしまったのか。疑問でなりません」
影山氏の身柄は、即座に日本に送還されることになる。既に協会との契約は打ち切られているが、子ども世代が対象の犯罪だけに、今後、指導者として復帰するのは相当困難であろう。JFAでも後任の技術委員長の人選が急務であるし、ANAに続くスポンサーが出てくるかどうか、その動向が気になるところだ。事件の余波はまだまだ広がりそうである。
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