東大院生として初めて“箱根駅伝”を走った男が明かす「魔物に出会った瞬間」
暦は秋を迎え、今年も学生駅伝のシーズンが幕を開けようとしている。昨年もさまざまな名シーンが生まれたが、その一つに関東学生連合の一員として箱根路に挑んだ古川大晃(ふるかわ・ひろあき・30)選手の活躍が挙げられるだろう。東京大学大学院博士課程に通いながら、29歳(当時)にして箱根駅伝出場の夢を実現させ、4月からは京都工芸繊維大学の特任助教として活躍を続ける古川氏に、改めて大会の思い出や、研究と向き合う現在の日々について語ってもらった(全3回のうち第3回)。【取材・文=白鳥純一】...

