大エースなのに…ポストシーズンでなぜか勝ち運に見放された「悲劇の投手」
レギュラーシーズンでは押しも押されもせぬ大エースであるのに、短期決戦のクライマックスシリーズ(CS)や日本シリーズでは、なぜか勝ち運に恵まれない投手も存在する。代表的な一人が、ソフトバンクのエース・斉藤和巳だ。【久保田龍雄/ライター】
ダイエー時代の2003年の日本シリーズ、阪神と2勝2敗で迎えた第5戦に先発した。しかし、1点リードの6回に桧山進次郎に逆転タイムリーを許し、斉藤は負け投手となった。これがすべての始まりだった。
パ・リーグのプレーオフが導入された翌04年も、西武と1勝1敗の第2ステージ第3戦に先発したが、1点リードの6回に中島裕之と野田浩輔に連続アーチを浴び、5対6で敗れた。...

