「未だ社民党・福島瑞穂党首からは謝罪がない」 レイプ冤罪が確定「草津町長」が語る虚偽告発に便乗したフェミニストたち

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フェミニストたちが集結

黒岩町長:町議会の傍聴席には、拡声器を持った女性たちが来ていました。さすがに議場で拡声器は使いませんでしたが、外に出ると「町長出てこい! 辞めろ!」とやっていました。それがうるさいと住民が通報して、警察が出動したこともありました。草津の象徴でもある湯畑でも、新井元町議を中心に「セカンドレイプの町 草津」なんてプラカードを持ったフラワーデモが行われました。業者に調べてもらったことがあるのですが、この件に関するネット上の書き込みは36万件にも及んでいたそうです。女性学を奉じる大学教授からは「女性の勇気ある告発を封じるのは人権侵害」とも批判されました。

――フェミニズム論で名高い東京大学名誉教授の上野千鶴子氏も急先鋒の一人だった。上野氏は、全国の議会関係者が読む雑誌「地方議会人」の巻頭言にこう書いた。

《草津町の新井議員が町長のセクハラを公表したことで与党議員が立ち上がり、リコール運動を実施、新井祥子議員は失職した。やるべきことが間違っているであろう。最初に第三者を交えた調査委員会を立ち上げ、事実の究明を行い、事実なら加害者を処分することだ、それなのに被害者を議会から追い出すとは本末転倒だ》

黒岩町長:明らかに私が加害者であるという前提で書かれていました。事実ではないことがどんどん作り上げられていくことが恐ろしかった。役場には爆破予告、新井氏のリコールに賛成した町議には殺害予告も届き、警察が警備についてくれるようになりました。

――不思議なことに、新井元町議はこの期に及んで、町長を訴えようとはしなかった。

黒岩町長:「町長から性被害を受けたというなら訴えなさい」と言っても、「訴える気はない。忙しくてそんな時間はない」と言っていたんです。

――ところが、21年11月、新井元町議は町長を強制わいせつの疑いで前橋地検に告訴したのだ。

上野千鶴子・東大名誉教授の謝罪

黒岩町長:支援団体の中には法律に詳しい方もいるのでしょう。彼女が被害を受けたと主張していたのが15年1月ですから、強制わいせつの公訴時効が迫っている。それまでに訴えないとまずいとけしかけられたのかもしれませんね。

――結局、それが徒となった。わずか4日後に元町議の訴えは不起訴となり、逆に虚偽告訴で起訴されることになったのだ。元町議が犯行の直前までを録音したとするボイスレコーダーを検察が解析したところ、犯行時刻に及んでも雑談しか録音されていなかったことが判明した。町長の犯行を裏付ける証拠だったはずのボイスレコーダーが、逆に元町議のウソを証明してしまったのだ。

黒岩町長:その後、私が訴えていた民事訴訟で新井氏が虚偽を認めたこともあり、フェミニストたちの動きが変わってきました。上野先生からも謝罪文が届きました。

――上野氏が謝罪とは珍しい。もっとも、雑誌で非難したのなら、謝罪文を公表してもいいと思うが。

黒岩町長:大変申し訳なかった、と。それで私のほうから「そこまでおっしゃっていただけるのなら、町長として受け入れます」といった返事をしたんです。すると「海のように心の広い人だ」との返事をいただきましたよ。

――昨年の衆院選に国民民主党から東京4区に出馬して落選した井戸正枝氏も町長を誹謗中傷した一人だった。

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