オーダーまちがえても“クレーム皆無”認知症のおばあちゃんがホールに立つ「注文をまちがえる料理店」イベントレポート
「注文をまちがえる料理店」をご存知だろうか。もちろん、宮沢賢治の名作ではない。介護福祉士で東京都初の認知症高齢者グループホーム「こもれび」施設長である和田行男氏が始めた「認知症の状態にある方がホールスタッフを務めるイベント型レストラン」だ。
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2017年にプレオープンイベントを開催してから、回を重ねるたびに話題となり、自治体や企業と協力して様々な場所で「料理店」を開いてきた。今年もクラウドファンディングで募った支援者448人によって総額1371万3000円の支援金を集め、9月20~21日(「認知症の日」)、東京・原宿の「ハラカド」内にあるレストラン「FAMiRES」の場所を借りてオープン。...

