小室弁護士夫妻の「お忍び生活」はまるで「伝説の大女優の晩年のようだ」 米雑誌が注目した「無欲」とは
彼女は成功を収めている
記事は圭さんの母・佳代さんの借金騒動や圭さんのニューヨーク留学を振り返りつつ、2021年10月に2人が結婚し、渡米する前の眞子さんのコメントをこう紹介する。《新しい環境で、ただ穏やかに暮らしたいのです。これから先、様々な困難が待ち受けていると思いますが、2人の力を合わせて乗り越えていきたいと思っています》。ティーマン氏は渡米後の生活について《これまでのところ、彼女は成功を収めている》と綴った。
皇室担当記者の見解を聞いてみよう。
「読んでみて小室さん夫妻のことを知らないアメリカの読者にもわかりやすい内容になっていると感じました。全体的に夫妻に好意的で、日本の皇室制度の問題点を指摘しつつ、眞子さんは圭さんと結婚して静かな生活を選び、現時点でそれはうまくいっているという中身ですね。眞子さんは結婚時の会見で圭さんの留学について“前倒しして海外に拠点を作ってほしいと私がお願いした“と述べており、プラン通りに人生が進んでいるという見方と言えるでしょう」
メトロポリタン美術館で働いている
担当記者によると、今回の記事の中で最も気になったのは「眞子さんは今もメトロポリタン美術館で働いていると考えられている」という記述だという。
「これまでそういったうわさはあったものの確定的な情報はなかったので、少し驚きました」(同)
ただし、「タウン&カントリー」誌の取材に対し、メトロポリタン美術館の広報担当者は、「眞子さんは美術館の職員ではありません」と否定している。
「眞子さんは渡米するにあたって美術館勤務を切望していたと聞いています。ニューヨークを離れてフルタイムの仕事は難しいにしても自宅などで美術館向けの仕事を続けているのなら、それはそれで興味深い動きだと感じました。それとは別ですが今回、雑誌側は小室さん夫妻にも取材依頼をしたようですが回答はなかったとのことです」(同)
圭さんの法律ビジネスの後押しに
少し前のことだが、圭さんはパーティーなどで自己紹介のあいさつをする際に「皇室とのつながり」を持ち出すことがあると過去にデイリー新潮が報じている。具体的には圭さんが「プリンセスと結婚した小室と申します」といった物言いをするとのことだった【関連記事:「プリンセスと結婚した小室と申します」 関係者が眉をひそめる小室圭さんの“皇室利用” 夫婦で買い物を楽しむ「最新写真」も】。
「今回の雑誌の記事だけを読むと、小室さん夫妻は完全に皇室とは距離を置いた生活を選んだと読者は感じるでしょう。記事の中では、大女優、グレタ・ガルボの晩年と眞子さんの類似性を指摘するところもありましたね。映画界を去ったガルボはハリウッドを離れ、ニューヨークで地味な生活をしていたそうで、これが眞子さんの現在に通じる、と。
そのことと“プリンセスの夫”のアピールは、芸能人やセレブリティが時にプライバシーを切り売りするのにちょっと近いスタンスのように思います。これは雑誌が描いたストーリー、“身分を隠したプリンセス”とは相容れないものですがね」(同)
「プラスに働くでしょう」
「宮内庁からは”米国で皇室ブランドは絶大だ””間接的ながら圭さんのビジネスにプラスになるのかもしれない”といった声も聞こえてきます。いずれにせよ伝統ある雑誌のカバーストーリーになったこと自体は、”つかみのあいさつ”として”プリンセス”を使うのであればプラスに働くでしょう」(同)
記事の中で比較対象とされたヘンリー王子とメーガン妃の場合、Netflixとの契約だけで1億ドル(150億円)を手にしたと伝えられていた。そうしたチャンスを放棄したという点においては小室さん夫妻はストイックだという評価もできる。記事全体の好意的なトーンにはこのあたりも影響しているようだ。圭さんのアピールなどは小さなこと、という受け止め方もありえるだろう。
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