なぜか女性の識者は「高市早苗氏」に手厳しいが…選挙のプロが「むしろ高市さんを応援する女性は少なくないのでは」と指摘する理由

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女性有権者は支持

 その一方で鈴鹿氏は、「ならば女性有権者は高市さんを支持しないかと言えば、それも違うでしょう」と言う。

「多くの女性有権者は、同じ女性議員でも『野田聖子さんは政治家としても女性的だ』と考えると思います。小池百合子さんについては意見が分かれるかもしれません。そして高市さんには“男性的”というイメージなのは前に指摘した通りです。選挙コンサルタントである私から見ると、むしろ女性有権者は、男性社会の中で戦い勝ち上がってきた高市さんに期待しているのではないでしょうか。なぜなら自分たちも同じ男社会で苦労してきたからです。会社で男性上司に悩まされている女性は、『高市さんは負けないでほしい』と考えるでしょう。これから首班指名と組閣などを経て高市政権がスタートすることが確実視されていますが、やり方によっては女性有権者を味方に付けることは可能だと思います」

 となると、連立離脱を公明党に突きつけられた格好の高市氏に対し、女性有権者の同情票が集まる可能性があるわけだが、鈴鹿氏は否定的だ。

「公明党が高市さんをイジメているとは映らないでしょう。どのメディアでも「自民党の政治とカネの問題」という言葉を使っていますので、支持者はこの点に意識が集中していると思います」

 第1回【大逆転の立役者「麻生太郎氏(85)」頼みこそが最大のリスク…「高市総裁」を待ち受ける“短命政権”の可能性】では、実は高市政権の権力基盤は脆弱だという鈴鹿氏の分析をお伝えしている──。

デイリー新潮編集部

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