大苦戦「もしがく」の視聴率はV字回復できるか 三谷幸喜とフジが組んだ伝説的ドラマ3作との“大きな違い”とは
登場人物が多すぎ
〈今回の設定は特に「ムーミン」に似ているかもしれない。舞台となる「渋谷八分坂」は、ある意味、ムーミン谷だ〉
脚本家の三谷幸喜氏(64)は、自身が手掛ける放送中のドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう(以下、もしがく)」(フジテレビ系)を、自身の連載コラム(「三谷幸喜のありふれた生活」朝日新聞10月9日夕刊)でこうたとえた。「もしがく」は、三谷氏の半自伝的要素を含んだ完全オリジナルストーリーで、舞台は1984年の渋谷。渋谷駅から徒歩8分の架空の街「八分坂(はっぷんざか)」で起こる青春群像劇だ。...

