維新は「計算が狂った」と頭を抱えて… “高市早苗総裁”誕生で笑う野党は
自民党新総裁に高市早苗前経済安保相が就任し、野党は一喜一憂。中でも日本維新の会が浮足立っている。
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「進次郎政権を念頭に置いていた」
「維新執行部は、小泉進次郎農水相が当選すると踏んでいたようです。執行部の一人は“計算が狂った”と頭を抱えていますよ」
と言うのは政治部デスク。
「維新幹部は、進次郎氏を後見する菅義偉元首相らと会談を重ねるなど、進次郎政権誕生を念頭に置いて連立に動いていましたから」(同)
維新関係者によると、高市氏と維新の関係は薄く、
「遠藤敬国対委員長が“早苗ちゃん”と呼べるくらい。個人的に親しくても、党としてのつながりは乏しい」
再び政治部デスクの解説。
「高市氏は国民民主党の玉木雄一郎代表が言う“年収の壁”を178万円まで引き上げる案に賛同してきた。政策面での一致点が多く、すでに高市サイドは榛葉賀津也幹事長らと連立に向けた協議に入っています。早晩、維新は連立候補から脱落するとみられていますね」
参政党入りに意欲
仮に進次郎政権が誕生していても、維新の先行きはあまりに不透明だったとも。
「維新は連立参加の条件に、東京一極集中を是正する副首都構想を提示しました。形を変えた“大阪都構想”なのは明らかです」
いまだに維新がこだわり続ける都構想は、住民投票で2度も否定されたはず。
在京の維新関係者が言う。
「大阪組以外は選挙で訴えても票にならないテーマでしょ。それより社会保険料の引き下げを一丁目一番地に掲げるべきだ。この期に及んで執行部が都構想に執着して連立入りにこだわるなら、大阪組以外の議員は雪崩を打って党を離れるよ」
すでに“移籍先”には、参政党やチームみらいが取り沙汰されているという。
「党勢好調の参政が“狙い目”と見る向きは多い。先月、ウチから離党を表明して除名された3人の衆院議員の一人は、参政党入りに向けて精力的だとか」
また、昨年の衆院選で落選した関東地方の支部長は、選挙直後に参政党関係者から「1年目の参院議員の秘書をお願いしたい」と打診され、快諾したとされる。
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