「力士の肛門に酒瓶を突っ込んだのも彼」 二所ノ関部屋の問題児が10代の後輩から“カツアゲ”同然に金を借りるトラブルが
【全2回(前編/後編)の前編】
開いた口が塞がらないとはこのことだ。二所ノ関部屋の問題は数知れず。そこへまたしても、不祥事が発覚した。21歳の床山(とこやま)が後輩からカツアゲよろしくカネを借りていたという。しかも、親方はその悪事を“なきこと”にしようと思案していたそうで……。
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【実際の写真】「肛門に酒瓶を突っ込む」衝撃の瞬間を捉えた! 二所ノ関部屋の“下品すぎる”飲み会
大相撲秋場所の千秋楽を迎えた9月28日。二所ノ関部屋の大の里(25)が、5月末に横綱となってから初めての優勝を果たした。 結びの一番でライバルの横綱・豊昇龍(26)に敗れて相星となり、優勝決定戦にもつれ込んだものの、見事な寄り倒しで勝利。東京・両国国技館を沸かせたが、そんな大の里を祝福すべき二所ノ関部屋の顔触れの中に、ある人物の姿はなかった……。
「力士の髪を結う床山のAです。実を言うと、二所ノ関部屋に所属する唯一の床山である彼は、借金トラブルを起こしたことで今場所を謹慎していたのです」
と、日本相撲協会の関係者が明かす。
「Aは、同じ二所ノ関一門内の他部屋に所属する後輩の床山から、計70万~80万円を無理やり借りていたそうです。昨年以降、しばしば現金を受け取っており、自分の口座に振り込ませていたことも。被害に遭った床山はまだ10代半ばの少年でした。先輩のAから、カネを渡す都度“口外するな”などと、脅しをかけられていたといいます」(同)
未成年喫煙に、大の里の名前を使ったナンパ
かねてAは“札付きのワル”で知られてきた。相撲協会は過去に数回、彼の非行に関する報告を受けていたという。
「未成年だった頃から喫煙がバレて外出禁止となったり、SNSで“大の里と仲が良い”などと称して女性を酒席に誘うナンパ行為に及んだりと、素行不良が目立っていました。場所中にもかかわらず、雀荘に入り浸り、朝帰りすることもあったそうです」(前出の相撲協会関係者)
今回の借金トラブルが発覚したのは8月ごろ。ほどなく、師匠の元横綱・稀勢の里こと二所ノ関親方(39)がAを伴い、被害少年の所属する相撲部屋まで謝罪に赴いた。
「ひとまず二所ノ関部屋サイドは非を認め、お金を返済したとみられます。とはいえ、それだけで問題が解決したわけではありません。被害に遭った床山の月収は14万~15万円。そのうちかなりの額が“カツアゲ”同然に借りられ、Aに渡っていたわけですからね。相撲協会のコンプライアンス委員会は二人の床山と双方の親方に事情聴取を行い、Aに対する処分の検討を始めました」(同)
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