「情報が入ってこない」「スパイ視された?」 秋篠宮家側近トップの苦悩
面白味のある警察キャリア
ここに来て、秋篠宮家側近トップの退任説が浮上している。記者への“塩対応”の要因として秋篠宮家とのコミュニケーション不足も囁かれ、関係がうまく行っていないのではないかとの指摘があるとされる。実態はどうなのか。
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秋篠宮家側近トップは吉田尚正・皇嗣職大夫(64)。まずはその経歴を確認しておこう。
灘中高から東大法学部を経て1983年に警察庁に入庁。警視庁公安部公安総務課長、警察庁捜査一課長、首相秘書官、警視庁刑事部長、警察庁首席監察官、福岡県警本部長、警察庁刑事局長、警視総監を歴任。退官後はトヨタ顧問などを務めていた。
「高校生時代はクイズ王大会に出場し、学生時代は少林寺拳法部に所属。マジメ一辺倒に思われがちな警察キャリアの中にあって“面白味のある人”との評がありました」
と、社会部デスク。
国への奉仕を語っていた吉田氏
いわゆる天下りと言われる民間勤務となって悠々自適の老後と思われた中で、2022年に秋篠宮家の宮内庁御用掛となり、24年に皇嗣職大夫に就任した。
「退官後も“国への奉仕”への思いを強く語っていたようです。同じ警視総監経験者の西村泰彦宮内庁長官もそのことを理解し、吉田氏を宮内庁へ引き入れたとされています。民間企業で複数の顧問などを掛け持ちすれば1億円の年収も可能な中で、それを投げうって宮仕えに戻ったことで信念と言うかやりたいことがちゃんとある人なのだなという印象を受けました」(同)
悠仁さまの成年式はもちろん結婚、そして即位まで、秋篠宮家に私的に採用される形となっても仕え続けるのではないかとも見られていたところで、9月中旬、『文藝春秋PLUS』などが吉田氏の「退任説」を報じたのだった。
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