「情報が入ってこない」「スパイ視された?」 秋篠宮家側近トップの苦悩
情報が入ってこない
退任説の根拠とされるのは、吉田氏のスタンスと見られる。5月下旬、米国で生活する小室眞子さんの第1子出産が女性誌報道で明らかとなった後、吉田氏は定例記者会見でこれを追認したが、その態度は歯切れの悪いものだったという。
「悠仁さまの成年式に小室さん夫妻が出席するか否かを問われた際にも似たような態度だったと言われています。“秋篠宮家から情報が入ってこず苦悩している”との声は吉田氏の近いところから聞こえてきています。様々な情報がメディアに出るにあたって“吉田氏がスパイだと疑われることもある”といった話もありました。そういった話の真贋はともかく、小室さん夫妻の出産や成年式への出席についての情報開示についてはもう少しうまいやり方があったとの声があったのは事実。それゆえ秋篠宮家との関係は良好と言えないのではとの見方があるのです」(同)
警視庁幹部によると、そもそも、秋篠宮さまはあることをきっかけに、警察という組織に若干、不信感を抱かれているとされる。
スーパーエリートでも対処困難か
「2016年に悠仁さまや紀子さまが乗られていたワゴン車が中央自動車道下り線で、停車中の乗用車に追突する事故が起こりました。幸い、けが人は出なかったのですが、秋篠宮さまは情報が広がらないことを望まれました。しかし当然ながら、事故はマスコミに漏れ、すぐに大きく報道されてしまった。秋篠宮さまは、警察が漏らしたものと疑われ、強いご不満、疑念のお言葉を周囲に漏らされていたと伝わってきました」(警視庁幹部)
皇嗣職大夫に警察キャリアを受け入れられてはいるものの、ご意向に沿わない報道が出ると、その時の思いがよぎるのだろうか。
6月に70歳となった西村長官は年内での退任説が濃厚で、それに合わせて吉田氏も退任する可能性があるとのことだが……。
「仮にその通りだとすれば、吉田氏がかかわっている仕事に絶望したということになるのかもしれません。秋篠宮家は仕事をするにあたって相当難しい場所だと異口同音に言われてきましたが、福岡県警本部長時代には工藤会の壊滅作戦を指揮した吉田氏のようなスーパーエリートでも対処困難な職場だと見られかねません」(同)
警察と秋篠宮家とは全く違った職場なのだろうが、将来の天皇陛下である悠仁さまの一挙手一投足を支える立場であり、「国への奉仕」に重きを置いてきた吉田氏が仮に“退場”するとなれば、皇室にとって大きな損失ということになるだろう。
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