元横綱・白鵬が推す「モンゴル演劇界の超大作」とは? 「“もう一つの母国”である日本で上演されることに喜び」
古代モンゴルの壮絶な王権争いを描いた「モンゴル・ハーン」が、10月10~20日に東京国際フォーラムで、24~26日に愛知県芸術劇場で上演される。日本モンゴル友好記念事業として位置付けられたこの舞台は、元横綱・白鵬翔氏にとっても大切な作品だという。
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【実際の写真】白鵬氏が推す「モンゴル演劇界の金字塔」ド迫力の舞台
演劇の本場・ロンドンでも絶賛
モンゴル演劇界の金字塔と称される「モンゴル・ハーン」は、劇作家のバブー・ルハグヴァスレンによる戯曲が原作。3000年前の古代モンゴルを舞台に、王位継承を巡る陰謀や裏切りが渦巻く世界を描いた壮大な叙事詩的活劇である。演出を手がけるのはモンゴルの映画・演劇界をけん引する巨匠ヒーロー・バートルだ。
2022年に母国モンゴルで10万人以上を動員し、23年のロンドン公演、24年のシンガポール公演でも絶賛を浴びたという。
ちなみに、タイトルの「ハーン」とは、中央アジアで広く話されるテュルク語系に由来する君主の称号で、チンギス・ハーン以降、モンゴル帝国の支配者を示す言葉として使われるようになった。
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