「オレの彼女になって」LINEを既読無視され… ためらう美女を口説き落とした方法とは?
瑠佳さんの心を動かした言葉
数日後に「今は仕事が一番。選手とは付き合えません」という丁重なお断りのLINEを。彼は「しゃーないね。友達でいいからご飯行こう」と切り替えたが、彼女は揺れた。恋愛対象と見ていなかった彼に告白されたことで、それまでの優しさが理解できたのだ。
それからほどなく、彼がドライブへ誘ったのは志賀島(しかのしま)の金印公園。そこで彼女から「返事してなかったんだけど付き合おう」。彼は驚きつつも「あ、いいならぜひ」と無論快諾。彼女のお断りの言葉はこの際なかったことになった。
交際を始めてからも瑠佳さんには、選手と付き合うことに迷いがあった。が、ある時、彼が「そんな軽い気持ちで付き合っていないよ。瑠佳ちゃんの生活に責任を持つから」ときっぱり。そんな姿勢に瑠佳さんも覚悟を決めた。
誕生日にプロポーズ
彼は、今年3月の彼女の「勝利の女神」卒業を見据え、彼女の誕生日、1月23日にプロポーズすることを計画。コートのポケットに婚約指輪を忍ばせ、日本料理店へ。
誕生日のプロポーズが望みだった彼女は、手ぶらの彼に「今日はないんだ」と落胆した。食後にバースデープレートが供され、その様子を左手のスマホで動画に収める彼。「何で勝手に撮ってるの」と不機嫌になる彼女。その瞬間、彼が右手で取り出したのが指輪だった。「いつもありがとう。これからもずっと一緒にいて」。瑠佳さんの大きな目からボロボロと涙が。
すっかりオートレース通になった彼女は、出走表を見て「今日はイケそう」と思いつつ「落車は一瞬。けがをせず活躍を続けて」と願う。来年2月予定の挙式に向けて「ランクも上がってきたし、結果にこだわり全力で」と岳哲さん。今も彼女が彼の「勝利の女神」であることに変わりはない。







