初グラビア前夜は「泣いてました」露出が増えてありえないDMも… 夢と現実を見つめて学費を稼ぐ「21歳女優」のこれから

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福祉大学に通う現在、今後は

――現在はフリーなんですか?

坂上:フリーなんですが、ネオルミカさんという最近できたばかりのeスポーツ系の事務所さんと業務提携しています。

――ネットショップも運営しているそうですね。

坂上:母は両足が人工関節なんですが、NPO法人「マダムウィッチーズ」を立ち上げているんです。そのNPO法人が運営する「上尾の魔女カフェ」という店がありまして、ハーブティーが売りなんです。そのハーブティーを取り扱うオンラインショップ「ゆるの葉」を運営しています。原価計算や発送費といった今まで触れてこなかったものを勉強しています。今はハーブティーを大口で使ってもらえそうな取引があって、難しいなと思いながら色々とやり取りをしています。

――ものすごくいい勉強になりますね。今後についてはどう考えているんですか。

坂上:今通っているのが福祉大学で、まず社会福祉士という国家資格を取ろうと思っています。卒業後はお菓子作りがすごく好きなので、製菓学校に行けたらいいなと思っています。

 もともと高校卒業の際に福祉系の大学か製菓学校で悩んでいたんですけど、今の世の中って大学卒業が必須なので最初に大学へ行って、その後にまだ意欲があれば製菓学校に行こうかなと思っていたんです。

 それに芸能の世界って成功される方って一握りじゃないですか? それをミスマガの時にすごく痛感しました。なので夢は夢として置いておこうかなと思っています。ただ現実を見るためにも撮影会であったり芸能のお仕事もしばらく続けていこうと思っています。奨学金を借りず、撮影会などで得たお金で大学の学費を今、自分で払ってるんです。

――奨学金を借りずに、自分で支払っているんですね。すごい。

坂上:ファンの方が撮影会へたくさん来てくださっているおかげで補えています。大学を卒業して製菓学校へ行くまでは夢を全力で追いかけて、その後に頑張ったなって思えたら芸能活動も潮時かなって思っています。

「どこかの事務所に所属しないの?」とも言われるんですけど、前の事務所のようなところに入っても仕方ないですし、逆にテレビに出られる大手事務所さんとなると所属されている方も多いじゃないですか? そこでは埋もれて仕事をもらえないと学費を払うのが厳しくなってしまうので。

 インフルエンサー的な活動は、せっかくいろんな方に目を通していただいていますし、数を思ったので、続けていこうとは思っています。

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記事前編】では、「朝起きたらものすごく静かだった」という経験や、目に見えにくい障害ゆえの“偏見”について語ってくれた。

坂上未優
埼玉県出身の女優・モデル。耳難聴というハンディキャップを抱えながらも、グラビアや雑誌掲載、TV出演など幅広く活動中。俳優としてもドラマ「岸辺露伴は動かない」「南くんが恋人!?」などに出演。2021年には写真集「SPECIAL FAN BOOK 坂上未優」も出版している。趣味はお菓子作り、カメラ、PCゲーム。YouTubeチャンネル、SNSでも積極的に発信中。X:@miy_u0130

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。ウェブメディアウォッチャー。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。その後、テレビ局のオウンドメディア編集長を経て、現在はフリーライターとして雑誌、ウェブで記事を執筆している。著書に日本初のグラビアガイドブック「一度は見たい! アイドル&グラビア名作写真集ガイド」(玄光社)。noteでマガジンを連載中 X:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部

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