「鬼滅」「呪術」はむしろ例外…深夜アニメで“作画崩壊”が頻発するのはなぜか 「アニメはコスパがいい」「絵が動けばそれで十分」という考えが蔓延する背景

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 筆者は夜間にテレビ番組を流しながら原稿を書くことがあるが、近年の深夜アニメにはクオリティーが極端に低いものが散見される。特に“異世界転生もの”や“ラブコメもの”のアニメに多いのだが、奥行きもないペラペラでパースがちゃんと取れていない建物の背景が登場したと思えば、明らかな色の塗り間違いがあったりするのだ。びっくりしたのは、キャラの影が“直線”で塗られていたアニメである。

 大ヒットした「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」の高いクオリティーを見ると、日本のアニメは世界に誇る文化だと思うだろう。...

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