すい臓がんで余命6か月…抗がん剤治療を拒否した選択を「誇りに思う」 倉田真由美が明かす夫の死生観

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余命をまっとう

 生前のメディアインタビューで、「いつでも死んでいい」と語っていた映画プロデューサーの叶井俊太郎さん(享年56)。がんが発覚してからは、抗がん剤治療を拒否し、自分が生きたいように生きた。最新刊『夫が「家で死ぬ」と決めた日 すい臓がんで「余命6か月」の夫を自宅で看取るまで』(小学館)を出版した妻で漫画家の倉田真由美さん(54)に、夫の姿はどのようにうつったのか。(全5回の第3回)

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 夫は「もういつでも死んでいい」と、ずっと言い続けていました。...

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