「進次郎氏出馬」に絶対反対の「滝川クリステル」が折れた不思議な理屈
去年と同じ轍を踏まない
昨年の自民党総裁選で当初は「最有力候補」と目されていた小泉進次郎農水相。今回はそれ以上に当選が確実視されているとの見方もある。出馬に至るまでには逡巡もあったようだが、絶対反対だった妻・滝川クリステルさんをどのように説得したのだろうか。
【写真を見る】麻生氏の意中の人とは…ミシュラン三つ星・超高級すし店での濃密“デート”
「今回の小泉陣営には菅義偉元首相、加藤勝信財務相、野田聖子元総務相、河野太郎前デジタル相、三原じゅん子こども政策担当相ら大物議員、有名議員が名を連ねています。政策的には木原誠二選挙対策委員長が取り仕切っており、去年と同じ轍を踏まないという強い決意が伝わってきます」
昨年の総裁選で進次郎氏は当初、「最有力候補」と目されていた。しかし、選択的夫婦別姓制度の導入や解雇規制の緩和などを目玉政策と打ち出したばかりに党内の反発を買って失速。決選投票にも残れなかった。「去年と同じ轍を踏まない」というのはこういった政策的な不手際を指している。
「論戦での弱さ」
政策面以外でも前回同様、「論戦での弱さ」が指摘されている。24日に開かれた日本記者クラブ主催の討論会で読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏は、進次郎氏だけ何度もペーパーに目を通しているように映ることを指摘。進次郎氏は「紙を読んでいるという指摘があるということは承知している。一方で、だからといってそれが自分の言葉ではないということではない」と説明したが、「首脳同士のギリギリの交渉の場でそんな弁明は通用しないのは明らか。いかにも苦しい物言いでした」(同)
同じ討論会では林芳正官房長官から進次郎氏の主張する「2030年度までに平均賃金100万円増を目指す」をめぐって、インフレ率や日銀との連携について問われたが、進次郎氏は質問に正面から答えなかったとの評が少なくない。
「元々この討論会は序盤の山場とされていました。終わってから木原氏を中心に改めて“勉強会”が開かれているようです」(同)
[1/2ページ]


