NY10億円の高級コンドミニアムを会社に購入させて“私物化” 新浪剛史氏の“タカリ体質” 「奥さんがカラオケを楽しむために専用の機材を設置」
会社への“タカリ体質”
とても庶民には手の届かない高額物件を、自らトップを務める企業に購入させて利用する。そんな手法を新浪氏は繰り返して、会社へのタカリ体質を改めることはなかった。
サントリーに問うと、
「ご質問の宿泊施設については、弊社の幹部出張者用として購入したものであり、業務上の必要性に応じて適切に利用されております。新浪氏の海外出張には、顧客や取引先との会食等への同席のため、夫人が同行するケースもございました。購入に関しては、23年2月の弊社取締役会で承認されております。宿泊施設の利用方法は対象役員・社員に告知されており、新浪氏以外の利用実績もございます」(サントリーホールディングス広報部)
あくまで業務上の必要性を強調するが、前出の現役社員に言わせれば、
「ローソンでの12年連続増収増益という実績を買われた新浪さんは、14年にサントリーから三顧の礼で迎えられます。以降、彼は米国の大手酒造メーカー・ビーム社の統合に携わりますが、疑惑の高級物件が購入された前年、同社は本社機能をNYに移転した。そこで新浪さんが“現地に拠点が欲しい”と言い出し、会社側は渋々購入したそうです。その存在は社内でもほとんど知られず、新浪さんや夫人の利用が大半を占めていたと聞いていますから、他の社員が気軽に使えなかったのは明らか。いくら業務のために必要だと抗弁したところで、社員の間で“私物化では”と疑問が上がっている。やっていることがあさましくて、トップとしての資質が疑われても仕方ないでしょう」
9月25日発売の「週刊新潮」では、新浪氏の騒動後、経済同友会の内部で起きている、水面下での不可解な動きについて詳しく報じる。










