NY10億円の高級コンドミニアムを会社に購入させて“私物化” 新浪剛史氏の“タカリ体質” 「奥さんがカラオケを楽しむために専用の機材を設置」
「社員らが手足のごとくコキ使われて……」
経済同友会代表幹事の新浪剛史氏(66)は、強制捜査後も潔白を訴え“財界の顔”の座に居座るが、薬物疑惑の震源地・米ニューヨークでは、経営者としての品格を問われる要求を重ねていた。
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経団連、日本商工会議所と共に「経済三団体」の一角を占める同友会の歴代トップは、これまでそうそうたる大企業の経営者が務めてきた。“財界の顔”として政府に政策提言を行う立場ゆえ、なおのこと品格を求められるのは言うまでもない。
果たして新浪氏は財界のリーダーにふさわしい人物なのか……。
「新浪さんはサントリーの社長在任中、自社にNYの高級コンドミニアムを購入させて、米国での居宅にしていたのです」
と告発するのは、サントリーの現役社員。
「新浪さんは夫人を同伴してNYライフを満喫していました。サントリーの現地法人社員らが手足のごとくコキ使われて、新浪さんの奥さんが好きなカラオケを楽しむため、わざわざ専用の機材を部屋の中に設置させられたそうです」
総額10億円超の高級物件
事実、新浪氏の会長辞職発表後、社員が匿名で意見を書き込めるサントリーのイントラネット上では、経営トップの“会社私物化”を批判する声が上がっているという。
「さる中堅社員は“NYのマンションのみならず、新浪夫人お好みのイタリア製家具に始まり、プライベートジェットやベンツの購入など、会社のカネを何だと思っているのかといった『私物化のうわさ』が社内では後を絶ちませんでした”と指摘。これらの話は“末端社員の耳にまで届いていた”と不満をぶちまけたそうです」(前出のサントリー社員)
米国の不動産取引を記した公文書を確認したところ、NYの当該物件は2023年4月にサントリーの現地法人「SUNTORY AMERICA INC.」が所有権を取得。同じフロアの2部屋を同時に購入しており、その総面積は約200平方メートルにも及ぶ。
取得時の購入価格は、一つ目の部屋が635万5562ドル、二つ目の部屋は112万1825ドルだった。当時の米ドルレートに換算すると、日本円にして総額10億円超の高額物件である。
現地の不動産業者が言う。
「新浪さんが居住していた物件は、セレブが好むアッパーイーストサイドの中でも、特に一等地と呼ばれるエリアです。しかも全15戸しかないブティック型の高級コンドミニアムなので、その希少性が価格に反映されていると思います」
摩天楼がひしめくNYの中でも、こうした物件は億万長者しか住めないとか。
「ブティック型コンドミニアムは、数百単位の戸数を有する大規模な集合住宅とは異なる50戸未満しかない物件を指します。1フロアあたりの戸数が少ないのでプライバシーや静かさも万全。内装は職人技の光るハイエンドで美しい仕上がりなのが特徴です。居住者のためのラウンジやテラスも充実しています」(同)
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