「飯でも食べて頑張るか」と“最後の晩餐”…NHK「ニュースセンター9時」小浜維人氏、脳出血を乗り越えた先のガン闘病

エンタメ

  • ブックマーク

 1974年4月1日からNHKで始まった「ニュースセンター9時」は、キャスター制ニュース番組の草分け的存在とされる。NHK公式サイトの表現を使うなら「キャスターや取材記者が語りかけるスタイルにニュース番組を大転換」。初代の磯村尚徳氏から最後の宮崎緑氏まで、歴代キャスターはそのままNHKの顔でもあった。

 小浜維人氏は1979年から1982年までの3年間を担当した。大きめの眼鏡にオールバック、わずかに高めの声を懐かしく思い出す人は多いだろう。退任後は解説委員となり、1990年に脳出血で倒れたものの、見事復帰を果たして解説委員長に。...

つづきを読む