マージンを抜かれすぎて“高速に乗ったら赤字”の下請けも…運送業界を悩ませる「多重下請」解消に“トラック法改正”も現場からは「意味がない」の声

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 今年4月より施行されている改正貨物自動車運送事業法(改正トラック法)。大手から零細まで全国6万社超のトラック事業者に関わる法改正とあって業界の注目を浴びたが、早くもその脆弱性が露呈しつつあるという。元トラックドライバーでライターの橋本愛喜氏が改正トラック法の最新事情について解説する。

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 トラック法改正の目的の1つとして、国交省は<物流業界の多重下請構造の是正に向けた取組につなげるとともに、実運送事業者の適正運賃収受を図る>ことを掲げています。...

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