噂のオチは常に「当せん者は島から出て行った」…ジャンボ宝くじ「1等前後賞6億円」が“バラ”で出た「種子島」の顛末

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勘違いした親戚が「お金を貸して」と

 既に島内の井戸端会議はこの話題で持ちきりだそうで、さる40代女性島民曰く、

「銀行で換金するにしても、鹿児島にある銀行には知り合いの親戚がいたりする可能性も高いから、県外で換金した方が良い、とか、皆やけに具体的な妄想を働かせていますね」

 だが、今回の“容疑者”の噂はまだ出てきていない。販売員は言葉を濁すが、どうやら店も確認できていない模様。もしかしたら、当せん者本人もまだ自分が当せんしたと気付いていないのかもしれない。

 ただし、種子島で6億円の報はじわじわと島外にも伝播しているらしく、

「県本土に住む親戚から“宝くじ当たったんだって?”と電話が来たんです。実際、私は1万円当たっていて、それを家族にも伝えていましたから、それで話が伝わったのだと思い、“そうなの、当たったのよ!”と答えると、その親戚が深刻な声で“申し訳ないんだけど、お金を貸して”と頼んできたんです。当たったと言っても1万円ですから驚いてしまって。すると、その親戚は“え? 6億円当たったんじゃないの?”って」(同)

 最後は、売場がある中種子町の川下三葉町長の弁。

「これを機に、本土の方からも宝くじを買い求めにやってくる方が増えれば、観光客の増加や島の発展にも繋がりますから、そういった新たな“名所”になっていってほしいですね」

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