「さすが陛下だなあと思いました」 当時の医師団が明かしていた「昭和天皇」最後の日々 発表で“ガン”という言葉を使わなかった理由とは
昭和天皇の容体が急変し、突然吐血されたのは、今から37年前の1988年9月19日のことだった。深夜に流れた「天皇倒れる」の報は瞬時に日本を揺るがし、国民にひとつの時代の終わりを予感させた。その110日後に昭和が終わり、今は平成も過ぎ令和、あるいは「昭和100年」である。
「天皇倒れる」の報が流れたあの時、皇居とその周囲では何が起こっていたのか。関係者の証言で激動の日をたどるドキュメント「昭和天皇が倒れた日」。第1回では、スクープを読み上げた櫻井よしこさん、NHKの皇室担当デスクだった橋本大二郎氏、1987年に昭和天皇が嘔吐した場に居合わせた元通産相の田村元氏、ガンが見つかった同じ年の手術で麻酔を担当した医師たちが証言する。...

