超有名選手が「すごいものを見た」と唖然…“ゴルフ界の隠れたお宝”を突然持参した米国の収集家 長年隠し持ち続けた理由とは
オーガスタの古いスコアカード
今年4月、悲願のマスターズ初制覇とキャリアグランドスラムを達成した北アイルランド出身の36歳、ローリー・マキロイ。その彼が、「こんなすごいもの、これまで一度も見たことがない」と目を丸くした「すごいもの」が、米ゴルフ専門サイトのゴルフウィークに紹介され、ちょっとした話題になっている。
【写真】「マキロイの次」にサインするのは誰だ!? 7人目の「キャリアグランドスラマー」予想に上がっている選手たち
今年8月に行われたPGAツアーのプレーオフ・シリーズ最終戦、ツアー選手権の開幕前のこと。マキロイが試合会場のイーストレイク(米ジョージア州)で練習ラウンドをしていると、ギャラリーの群れの中から1人の米国人男性が現れ、話しかけてきたという。
ダスティン・レイモンドと名乗るこの人物は、著名人のサイングッズや記念品をコレクションしている。彼がこのとき手にしていたのは、オーガスタ・ナショナルの古いスコアカードだった。
しかし、それは単なるスコアカードではなかった。見開きの右側には5つのサインがあり、よくよく見ると、サインの主はジーン・サラゼン、ベン・ホーガン、ゲーリー・プレーヤー、ジャック・ニクラス、そしてタイガー・ウッズだった。
「是非とも、ここにサインを」
ゴルフのメジャー4大会をすべて制覇し、キャリアグランドスラムを達成した5人のレジェンド全員のサインが集められていたスコアカードだ。見せられたマキロイは、「こんなすごいもの、これまで一度も見たことがない。グランドスラマー全員のサインが揃っているなんて……」と絶句したという。
レイモンド氏は、今年のマスターズで勝利して史上6人目のグランドスラマーとなったマキロイに、「是非とも、ここにサインをお願いします」と頼むためにイーストレイクまでやってきていた。
マキロイは、すんなり了承。その日の練習ラウンドを9番で終える予定だったので「9番グリーンで会おう」とレイモンド氏に告げ、約束通り、9番をホールアウト後にスコアカードにサインをしたという。
それにしても、マキロイが絶句するほど驚いた「すごいもの」を持っていたレイモンド氏は、一体どんな人物で、どうやってこれを手に入れたのか?
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