ATSUSHIモノマネ芸人は「ご本人様へのリスペクトが足りない」 TAKAHIRO歴16年の同業者が語る “そっくりさん”だからこそ守るべきマナー
9月9日、生前、親交のなかった橋幸夫さん(享年82)の通夜に参列し、金髪のサングラス姿で“本人”だと誤解されたまま取材対応を行った「EXILE」ATSUSHIのモノマネ芸人、RYOの行動が物議をかもしている。
【写真】渦中のRYOとの2ショットも。佐藤健、ミセス、氷川きよし、及川ミッチー他、松本和也のレパートリーを見る
報道陣からの苦情を受けたのか、
《傳通院にて橋幸夫さんのお通夜 報道陣関係者の皆様に勘違いをさせて しまい大変申し訳ございませんでした。 僕はEXILE ATSUSHIさんではなく EXILE ATSUSHIそっくりのRYOです。 失礼致しました。 橋幸夫さんのご冥福をお祈り致します》
というXへの投稿を行ったものの、同時にポケットに片手を突っ込み会場に入る様子や、囲み取材に答える動画を添えてもおり、《芸人として以前に、人間として最低です。吐き気がしました》《此れは、あかん絶対あかん 非常識、やって良い事と悪い事 ぐらい、わかるやろ 人として、終わってる》など“場をわきまえるべき”とのコメントが相次いだ。
炎上を煽るように…
13日には、“正直ナメてるなと思いました”と語ったことが報道されたATSUSHI本人に対して、
《ATSUSHIさんがファン向けの配信にて 僕の事を『舐めてると』言った様ですが そんな言葉を公の場で言うのはやめて下さい》(原文ママ)
と投稿。また15日には、RYOの行為に苦言を呈したタレント・有吉弘行にも、
《有吉さんに関係ありますか? お会いした事もないのに色んな方が聞いてる放送で批判するのは止めてください》
といった“反撃”を繰り返している。これらを報じたニュース、批判の声に対してもリポストを繰り返していることから、炎上商法を指摘する声もある。
では“同業者”はこの事態をどう見ているのか。EXILE TAKAHIROのそっくりさんでモノマネ歴16年のキャリアを持つ芸人、松本和也に詳しく話を聞いた。
“勘違い系”“迷惑系”そっくりさん
まず、同じ“EXILEのボーカルつながり”ということで風評被害などはなかっただろうか。
「全然ないです。僕自身は、お葬式という故人と関係者が最後のお別れをする場に、行く理由が理解できないです。知り合いやファンの人たちからは“あれはないよね”と連絡がありました。彼とは何度かEXILEのライブ会場などで見かけて、一緒に写真を撮ったことはありますが…。
“周囲に本物と間違われる”ためなら、ATSUSHIさんご本人に迷惑をかけてもなんとも思わないのでしょう。ご本人様へのリスペクトがたりないと思います。このような形で話題になることを、ご家族をはじめ、LDHの皆様も誰も望んでいないと思います。
芸歴はずいぶん長いと思いますが、間違えたことをしたと思うのなら、大人として反省をして謝罪し、ご本人様へ反論や炎上することを控えた方がいいと思います。僕たちはご本人様があってのお仕事ですから…」(松本、以下同)
RYOのアカウントのプロフィール欄には《「日テレものまねグランプリ」EXILE ATSUSHIそっくりランキング1位》《ディズニーシー出現でヤフートップニュース!》などとあるが、RYOは「モノマネ芸人」ではない、と指摘する。
「単なる“そっくりさん”と、事務所に所属して毎日、店の舞台に立ってショーをやるわれわれ“モノマネ芸人”とでは、まったく別物。でもテレビ局の方や制作会社の方たちには、その線引きはわからない。バラエティ番組などに起用されたことで、そっくりさんとして有名になってしまったのです」
2024年に執り行われた「電撃ネットワーク」のリーダー・南部虎弾さんの葬儀でもRYOは目撃されていた。
「“私人逮捕”で有名な配信者と一緒になって、田代まさしさんに絡んでいました。やっていることはほぼ迷惑系ユーチューバーと同じ。葬儀など人が悲しむ場面で、ただ話題作りのためにそういうことをするのは、あり得ないと思います」
[1/2ページ]




