「心の底から怒りを覚える」 “このハゲーっ!”豊田真由子氏が“パワハラ過去を改ざん”で元秘書たちが憤激 参政党スタッフで永田町復帰

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「心の底から怒りを覚えます」

 彼女が永田町に帰ってくる……。8年前、「週刊新潮」の報道によって元政策秘書への凄絶な暴行が発覚し、傷害と暴行の容疑で書類送検される事態を招いて衆院議員の座を失った“このハゲ・真由子”こと豊田真由子氏(50)。彼女が参政党の政調会長補佐に就いたことが9月8日に発表された。豊田氏本人は、「反省の上に立ってゼロからのスタートを」と殊勝に語ってみせ、参政党の支持者はおおむね歓迎ムードのようである。

 驚いたことに、過去、本人が認めて反省していたはずの「このハゲーっ!」発言に代表される一連のパワハラ問題に関しては、「彼女ははめられた」との「陰謀論」も支持者の間では広まっている模様。それどころか本人もいつの間にか過去の歴史を改ざんしているというのだ。しかし今回、「週刊新潮」が改めて複数の元スタッフに取材すると、憤怒の念を隠さないのだった。

 連立政権入りの可能性もささやかれる参政党の要職に就いた豊田氏の「歴史改ざん」とは……。

 ***

〈このハゲーっ!〉

〈ちーがーうーだーろー!〉

 あまりに有名な豊田氏の罵声音声。2017年6月に凄絶なパワハラの実態が明るみに出ると、彼女は自民党離党、総選挙落選の運命をたどり、政界から去ることになった。その後、テレビでコメンテーターを務めるなどしていた豊田氏がいよいよ永田町に戻ってくるわけだが、被害に遭った男性を知る元秘書はこう語る。

「いまだに、自分がまるで被害者であったかのような物言いをすることには、心の底から怒りを覚えます」

「あたかも暴行がなかったかのように」

 7月初頭に発売された五十嵐正明・前SBI損保社長の著書『保険業界のゲームチェンジャー ミニ保険をつくった7人の侍たち』には、豊田氏が登場。官僚時代、金融庁に出向して少額短期保険の創設に携わった経験を語っているのだが、そこでは「事件」についてもあらためて回想している。ところが、

〈地元でめちゃくちゃをされ、パニックになったところを、録音されました〉

〈もはや、うっかりミスや失敗といった類のものではなく、私の信頼や評判を貶め、そして私を怒らせるために、「意図的にわざとやっていた」としか思えないもののように思います〉

 などと、被害者である男性が意図的にミスを繰り返して豊田氏を窮地に追いやろうとしていたかのような筋書きが、一貫して展開されているのだ。

「8年前の事件は音声のインパクトが強過ぎて、世間では単なるパワハラ暴言として記憶されているかもしれません」

 と、先の元秘書は案じつつ、

「年月がたったのをいいことに、暴行についてはあたかもなかったかのように、豊田さんは書籍でも一切触れていません。ですが、現職の国会議員による秘書へのれっきとした傷害事件です。男性の上申書、つまり温情によって不起訴になったからこそ、彼女は今も活動できるわけです。にもかかわらず、その気持ちを利用する形で“秘書にしてやられた”などと触れ回っているのは、人として許せません」

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