全米を熱狂させた「ザ・グレート・カブキ」の毒霧…“東洋の神秘”が語っていたトレードマーク「毒霧」の正体とは

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 1980年代前半、小学校の水飲み場で、よく見られた光景があった。男子生徒が水を口に含んで、プーッと霧のように吐き出すのである。わけがわからない女子生徒もいただろうが、“プロレスごっこ”の一環であった。いわば、教室の後ろで繰り広げられる4の字固めの攻防と同じだ。彼らは、ザ・グレート・カブキの吐く「毒霧」を真似していたのである。カブキが引退したのは、1998年9月7日。今から27年前であるが、トレードマークとなった毒霧の正体を含め、ザ・グレート・カブキというプロレスラーの偉大さを振り返りたい。...

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