「清水尋也」逮捕が「たかが大麻で…」と言えない理由 高濃度化する「違法成分」、規制を強化した国も
高濃度化する大麻
「大麻解禁論者のお手本になりそうな記事です。もっとも、50年近く前の記事ですから鵜呑みにしないほうがいいですよ 。 今や日本では“使用”についても大麻は明確に違法となりましたから」(社会部記者)
大麻はアメリカでは州によっては適法だし、近年は解禁する国も増えていると聞く。
「アメリカだって連邦法では今も大麻は禁止薬物です。また3年前に大麻を解禁したタイでは、本来は認められていない娯楽目的の使用が広がったため再び規制を強化することになりました。さらに、現在、日本で広まっている大麻は、半世紀前の毎日新聞の記事のように《日本産のマリファナは陶酔物質THC(テトラハイドロカナビノール)含有量が少ない》というシロモノではなくなっています」(社会部記者)
どういうことだろう。
「大麻に含まれるTHCが品種改良などで高濃度化しており、依存性が高まっています。乾燥大麻も高濃度化し、THCだけを抽出した高濃度のリキッドやワックスを作るケースも増えています。もちろんTHCは規制対象ですし、これまでのように含有量が少ないから安全という言い訳もきかなくなっている。同様に大麻の含まれるCBD(カンナビジオール)は医薬品として承認されており、最近ではリラックスグミやキャンディー、電子たばこのように吸うリキッドなどもネットで購入できるようになっています。ところが、こうした商品から基準値を大きく超えるTHCが検出されてもいます。その場合はもちろん違法です」(社会部記者)
サントリーの会長を辞任した新浪剛史氏(66)も大麻由来の成分を含むサプリの捜索がキッカケだった。
「今後はそうした捜査も一層進むと見られます。ネット通販でよく見る“合法”という謳い文句も疑ってかかる必要があります。大麻の使用はそもそも違法ですし、安全という思い込みもなくしたほうがいいでしょう」(社会部記者)





