二宮主演「8番出口」大ヒット、メンバー3人が夏ドラマ主演の「嵐まつり」 来春ラストツアーを前にソロ活動で“貫禄”を見せつける嵐の現在地

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二宮主演作は大ヒット

 嵐の二宮和也(42)の主演映画「8番出口」が8月29日に公開され、公開3日間の興行収入が9.5億円を突破。今年度国内で公開された実写映画で第1位を獲得した。

 同作は、2023年にインディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATE氏が個人制作でリリースし、世界的ブームを巻き起こしたゲームを、映画「君の名は。」(16年)、「怪物」(23年)など、数々のヒット作を手がけた川村元気氏(46)が監督・脚本を手がけ映画化した。今年の「第78回カンヌ国際映画祭」のミッドナイト・スクリーニング部門に出品され、現地では絶賛された。

「ストーリー性は前面に出ず、日本語のセリフが少なかったのが、海外で評価された理由でしょう。正直、ゲームの内容を知っていないと、なんで主人公が地下鉄の出口を探して迷い込んでいるのかが謎で、上映終了後に不思議に思っている観客も目立ちました。そもそも不条理な恐怖を扱ったゲームなので、あまり深く考えないで見た方がいいです。とりあえず、『後悔しないように生きよう』というテーマは分かりました。最近の映画興行は、公開初週が最も興収を稼ぐ傾向にありますが、最終的な国内での興収は40~50億円ぐらいでは」(映画担当記者)

 23年、嵐が所属する旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)は、創業者である故・ジャニー喜多川氏の性加害問題が公になり、社名変更を余儀なくされた。同年10月、二宮は退所を発表し、翌月、個人事務所「オフィスにの」の設立を発表。12月には自身が主導し事務所の後輩が出演していたYouTube番組のチャンネル名を「ジャにのちゃんねる」から「よにのちゃんねる」に変更した。

「YouTubeチャンネルは、後輩のHey! Say! JUMP・山田涼介さん(32)、timelesz・菊池風磨さん(30)、そして昨年8月に不倫疑惑を報じられて一時期活動を自粛した元KAT-TUNの中丸雄一さん(41)が参加メンバーです。中丸さんは報道後には出演していませんが、それでもチャンネル登録者数は492万人(9月5日現在、以下同)に達し、嵐の公式チャンネルの登録者数353万人を大きく上回っています」(テレビ局関係者)

 昨年10月には日本テレビ系で冠バラエティー番組「ニノさん」が、今年4月からはTBS系で冠バラエティー「ニノなのに」がスタートしている。

 旧ジャニーズは昨年4月、所属タレントたちのマネジメント業務を新会社「STARTO ENTERTAINMENT(STARTO社)」に譲り渡し、それまでの専属契約に代わり、エージェント契約が基本となった。それにより嵐は、グループとして事務所「株式会社嵐」を設立してSTARTO社とのエージェント契約を締結した。

 メンバーのうち、二宮同様、松本潤(42)は個人事務所の「MJC Inc.」を設立し、ソロ活動での窓口に。残るメンバーの相葉雅紀(42)、櫻井翔(43)、そして、21年のグループ活動休止以降、表舞台から遠ざかっているリーダーの大野智(44)のソロでの窓口は「株式会社嵐」となっている。実質的に芸能活動を休止している大野以外の各メンバーは、ソロ活動の充実ぶりがすごい。

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