田久保伊東市長が引きずり下ろされるまでに支払われる給与を試算してみた 12月まで粘れば「冬のボーナス185万円&退職金270万円」ゲット
“マックス”で700万円以上にも
この1カ月間は伊東市民にとっては重要だ。12月を1日でも過ぎれば、田久保氏に期末手当が満額支給されるからである。
「特別職の期末手当は6月と12月に支払うと条例により定められています。12月分は、12月1日を基準日として、給料月額及びその給料月額に100分の45を乗じて得た額の合計額に、100分の150を乗じて得た額を、在職期間に応じた割合で支払う規定です」(伊東市職員課)
市長の月額給与は85万5000円。上記の計算式で算出される12月期末手当の満額は185万9625円。市長が就任したのは5月29日なので、12月1日まで在職していれば「6カ月の満額条件」を達成する。ちなみに11月中の失職となっても、8がけ分の148万7700円が支払われる。
粘れば粘るほど退職金も上増ししていく。
「退職金は月額給与の100分の45かける在職月数となっております。月はじめに1日だけ在職していたとしても、1カ月分と算定されます」(同)
12月1日失職だと在職月数は7カ月となり269万3250円。11月中の失職だと230万8500円。
たった1日の違いで期末手当と退職金を合わせると約80万円も増えるのである。当然、居座った分だけ月額給与も支払われていく。12月まで粘ると仮定すると、これから総額で700万円以上のカネが田久保氏に支払われる計算になる。
これに加え、「無駄な支出」には大義なき市議選にかかる費用の4500万円も加わる。
“無敵の人”を選んでしまった代償はあまりにも大きい。







