メジャー関係者が熱視線を送る「村上宗隆」の“懸念材料”とは? 「MLBで辛酸をなめる可能性がある」
見事な復活劇である。今春から上半身のコンディション不良により戦線離脱していたヤクルトスワローズの村上宗隆選手(25)。7月下旬に1軍復帰するや連日のようにホームランを飛ばし、念願のメジャー入りに向けて着実に歩んでいる。
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「彼がいかに期待されているかが分かる」
8月24日の阪神戦で今シーズン10本目となるホームランを放ち、7年連続の2ケタ本塁打を達成。ファンを熱狂させているが、
「ヤクルトとの3年契約が切れる今オフ、彼はポスティングシステムでメジャーに挑戦するとみられています」(スポーツ紙デスク)
メジャーリーグ研究家の友成那智氏によれば、
「MLB移籍選手に関する情報サイト『トレード・ルーマーズ』では、今オフの去就が注目されるFA選手のランキングで、村上選手が4位にランクインしていて驚きました。また、ニューヨーク・タイムズ系のスポーツ専門サイト『ジ・アスレチック』では16位。このランキングはMLB関係者の間で最も信頼のおけるデータと見なされていますから、彼がいかに期待されているかが分かります」
“移籍先”に挙がった球団は
実際にかの国では、すでに村上の“移籍先”について推測を巡らすメディアもあるという。
「シアトル・マリナーズ、ニューヨーク・メッツ、ボストン・レッドソックスといった名前と共に、ロサンゼルス・ドジャースも挙がりました。現在のドジャースの三塁手は35歳で、今年が契約最終年。年齢や成績を考えると、ドジャースはこの選手との契約を更新しないかもしれない。すると三塁手の枠が空く。そこへ村上選手が入り込む可能性がないわけではない、という話でした」(前出のデスク)
いうまでもなく、ドジャースにはあの大谷翔平(31)が君臨している。
「かねて大谷選手への尊敬の念を公言している村上選手にとっても、当然ドジャースは魅力的でしょう。が、現時点ではドジャース入りが濃厚とはいえません」
とは、MLB関係者。
「というのも、ドジャースはレッドソックスのスター三塁手、アレックス・ブレグマンの獲得に動いているとささやかれているからです。一方で8月、メッツの編成本部長がじきじきに神宮球場で村上を視察しています。村上はホームランを放ち、期待に応えていた」(同)
いずれにしろ、メジャー関係者から熱視線を浴びているのはたしかなようだ。
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