「離婚発表として巧みな高等戦術」 なぜ加藤ローサに称賛の声が集まるのか 「出演番組で行ったことで炎上リスクを回避」
「離婚発表としては巧みな高等戦術」
こうした経緯と相まって、加藤の離婚告白を報じたネットニュースには、とりわけ女性から同情や共感の声が多く寄せられるに至ったのだった。
元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏が言う。
「離婚を発表する側にとって一番怖いのは、事後にウェブ上で炎上するなどの好ましくない反応が起こり、タレント価値が損なわれることです」
芸能人の離婚といえば、従来は会見を開いてワイドショーが報じたり、懇意にしているスポーツ紙にすっぱ抜かせたりといった手法が一般的だったのだが、
「最近はワイドショーでも芸能ニュースの枠が縮小されており、また会見では“反応”が読めない。それよりはむしろ自分が関係する番組で発表したほうが計画的に行えます。また以前とは異なり、現在では見逃し配信サービスもあり、テレビ局やタレントには“事後的な旨味”もある。今回は、別れた松井さんもVTR出演するなど、後々のSNSでの反応を見据えた作りにもなっており、離婚発表としては巧みな高等戦術だったといえます」(同)
何が炎上の火種となるか分からないネット上で、加藤は見事な立ち振る舞いを見せたというのだ。
後編【「離婚したくてもできない母親からの羨望が」 加藤ローサの離婚発表はなぜ世の女性の心をつかんだのか】では、加藤が世の女性の心をつかんだ理由について、より詳しく報じる。




