「長嶋一茂」“激怒退席”にネットで批判殺到の理由 民放Pは「“演出”のはずだが、効果は今ひとつだった」
一茂の演技
《そんな我儘良いのならば、一茂は、永久的にテレ朝出れなくしてください》
《え? 全然笑えない 一茂何様なの? 謝りなよ》
《リビングでザワつく観てるから一緒に見てたんだけど、一茂が「もう俺帰る!」ってスタジオから出てったの見て改めてまじでこいつ嫌いやなと思った》
こうした動きを敏感に感じ取った元埼玉県警捜査一課の佐々木成三氏は、自身のXでこう呟いた。
《ザワつく!金曜日/ちょっと裏話/長嶋一茂さんが途中でスタジオ怒って出ていったように見えますが、スタジオ出て行く時に僕にウィンクして出て行ってました 笑/完全にエンタメです》
それでも一茂への攻撃は収まらなかった。民放プロデューサーは言う。
「まず、スタジオ退出のドッキリが演出であったことは間違いありません。台本にまであったかというと、他の出演者とのやりとりを見る限り、そこまでではなかったのでしょう。限られたスタッフのみ知っていた可能性もありますが、おそらく一茂の“単独犯”、アドリブだったと思います。もちろん演技で、問題児キャラを演じたわけです。バラエティのノリの演出として、怒りの退席ネタをぶち込んだと考えるのが自然です。クイズの同じ流れが続いたため、変化球を入れようとしたのかもしれません」
そこまで考えた上での退席ならば、あっぱれだ。もっとも、怒り方は唐突だったし、スタジオに戻ってくるのも早かった。
「撮れ高としてはいまいち物足りなかったように思います。むしろ、怒りを向けられた高橋はじめ高嶋、良純のリアクションが期待外れで、一茂としては困ったかもしれません」
その上、ネットでは叩かれ放題だ。
視聴者のズレ
「むしろ業界では、こうした演出が伝わらなくなったことに危機感と恐怖を感じざるを得ません。この番組を毎週楽しんでいる人には通じたのかもしれませんが、実際に番組を見てピンとこない人がいたのであれば、こうした演出も“炎上案件”になる時代がいよいよ来たのかと……」
お笑い芸人の有吉弘行も24日放送の自身のラジオ番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」(JFN)でこう語っていた。
有吉:オンエアしてる時点で冗談だっていうのが分からないんだろうな。「俺が自分の立場だったら……許せない!」ってなるのかな? 大変ですね。
「番組スタッフとしてはネットで悪目立ちしたことは意外だったかもしれません。わがままキャラの一茂の退席が非難され、収録なんだからカットすべきとか、“放送事故”などと表現される……。視聴者のバラエティの楽しみ方、面白ポイントが変わってきて、困惑している可能性もある。もちろん、そうした批判的な書き込みをするのはごくごく一部ということもわかっているので、話題になったと喜んでいるでしょうけど」
批判された一茂だが、25日には「しゃべくり007」(日本テレビ)の“一茂軍団がぶった斬る!!昭和・平成プロ野球(秘)事件簿SP”に出演。30日から31日にかけては、同じく日テレの「24時間テレビ」にチャリティーパートナーとして出演するなど大活躍を続けている。
「“偉大な国民的スターを父に持つお坊ちゃま”で“元プロ野球選手”というバックボーンは、他には真似のできない彼の魅力です。嘘くさくない等身大のわがままキャラがほどよい刺激となり、時に共感もできる面白さになっています。芸人ではないのがプラスポイントで、賛否あるキャラクターというのもテレビ界の需要につながっているのでしょう」






