“あいみょん騒動”で分かった根強い“タトゥー”アレルギー 美容専門医が明かす「年間5000人が除去施術」「若気の至りと後悔する人は多い」知られざる実態

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子供と一緒にプールで遊べない

 若者はまだ社会との接点が少ない。友人を中心とする狭い人間関係ならタトゥーが弊害となることは少ない。だが成長すればいつか社会に出る必要がある。

「タトゥーを入れたことを、人生の節目を迎えた際に後悔したというケースは決して少なくありません。具体的に言えば、進学、就職、恋愛、結婚、出産、という“ライフステージ”の変化です。就職先でタトゥーが見つかったら大問題になるから、子供と一緒にプールで遊べないから、というわけです。タトゥーを入れること自体なら、医師としての私は警鐘を鳴らしません。ただし、後悔する可能性があることは声を大にして指摘したいです」(同・高須院長)

 高須院長によると、「腕のいい彫り師のタトゥーはレーザーで消えやすく、腕の悪い彫り師のものは跡が残る可能性が高い」といった、非常に興味深い傾向があるという。

「除去施術の技術が向上しているのは事実です。私たちも来院された皆さまが満足されるよう努力を重ねています。しかし、レーザーを当てて消しても跡が薄く残ったりするなど、施術を受けた方が満足できるレベルに達しないことがあるのも事実です。つまり、タトゥーは簡単に消えるものではないと肝に銘じて、タトゥーを入れてほしいのです。10代の少女が気軽な気持ちでタトゥーを入れ、しばらくすると後悔して慌てて私どもに除去を依頼されたというケースもありました。くれぐれも若気の至りと後悔しないよう、ぜひ熟考してください」

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